木霊、言霊。

備忘録か、遺言か、ラブレターか。

消えてしまうかもしれない

悲報だとか、凶報だとか。

 

朝、目が覚めたら最低なニュースは消えてくれるかもしれない。

 

 

 

朗報だとか、吉報だとか。

 

朝、目が覚めたら最高なニュースは消えてしまうかもしれない。

 

 

 

悪夢だとか、凶夢だとか。

 

夜、目を閉じたら最低な物語が始まりを告げるかもしれない。

 

 

 

瑞夢だとか、吉夢だとか。

 

夜、目を閉じたら最高な物語が始まりを告げるかもしれない。

 

 

 

 

 

これが、最後の朝かもしれない。

これが、最後の夜かもしれない。

 

これが、最後の声かもしれない。

これが、最後の夢かもしれない。

 

 

 

今日が、最低な日かもしれない。

今日が、最高な日かもしれない。

 

今日が、終わりかもしれない。

今日が、始まりかもしれない。

 

 

 

いつかは、別れてしまうかもしれない。

いつかは、離れてしまうかもしれない。

 

いつかは、求めてしまうかもしれない。

いつかは、忘れてしまうかもしれない。

 

 

 

いつかは、泣いてしまうかもしれない。

いつかは、笑ってしまうかもしれない。

 

いつかは、錆びてしまうかもしれない。

いつかは、褪せてしまうかもしれない。

 

 

 

 

 

何もかも、消えてしまうかもしれない。

 

 

 

 

 

最低なニュースのお陰で、まだ抗い続けられる。

最高なニュースの所為で、まだ戦い続けられる。

 

最低な夢のお陰で、また目を開けられる。

最高な夢の所為で、また目を閉じられる。

 

 

 

最低な戦友のお陰で、まだ抗い続けられる。

最高な戦友の所為で、まだ戦い続けられる。

 

最低な人生のお陰で、また今日を越えられる。

最高な人生の所為で、また今日を越えられる。

 

 

 

 

 

昨日に背を向けて生きるなんて、御免だ。

明日に目を伏せて生きるなんて、御免だ。

 

 

 

 

 

 

 

この想いも、この言葉も。

 

いつかは、消えてしまうかもしれない。