木霊言霊

備忘録か、遺言か、ラブレターか。

命に触れて、心は揺れる

一体誰がこんな一日が来ることを想像出来ただろうか。 昨日はいつもと変わらない夜だった。 今日もいつもと変わらない朝が来るものだと思い込んでいた。 "それ"は、突然訪れた。 日常は、非日常になった。 知っている街で、家が壊れた。 知っている街で、人…

唯一無二の贈り物

今日は、父の日だ。 父に感謝の気持ちを伝える日だ。 ここ何年かは、ネクタイやハンカチ、酒などを店で買って来て、それを感謝の印として贈ることが僕の中で恒例となっている。 勿論、今年もそのつもりだったが、何故か今年は父の日を迎えた途端に、本当にこ…

此処ではない何処かへ

僕は旅が好きだ。 趣味と呼べるほどではないかもしれないが好きだ。 今日、或る街を初めて訪れた。 ずっと行ってみたいと思っていた街の一つだ。 結論から言うと、本当に素晴らしい街だった。 音楽、美術、文学、歴史。 芸術や文化が深く生活に根差している…

マイノリティーであること

変な奴だと言われることがある。 良く分からない奴だと言われることがある。 それはそうだ。 僕とあなたは違う人間だ。 生物学上は同じ生き物でも、別の生き物だ。 生まれた場所も、育って来た環境も違うのだ。 同じ方が気持ち悪い。 あなたが僕に変な奴だと…

旅路

生きる為だと割り切って、沢山の荷物を捨てて来た。 中には捨てたくないものもあったが、それも捨ててしまった。 随分、身軽になった。 手元にはもう、大事なものしか残っていない。 大事なものの中から、僕はまた何かを捨てなければならない。 またいつか、…

文無しの戯言

金がある人と、金が無い人。 本当に豊かなのはどちらだろう。 金で買えるものと、金で買えないもの。 本当に大事なものはどちらだろう。 確かに金はとても大事だ。 この世は金が全てだ、と言い切ることの出来る人も多くいることだろう。 確かに金があれば有…

自由

自由になりたい。 やりたいことが出来なくて苦しい。 言いたいことが言えなくて苦しい。 行きたい場所に行けなくて苦しい。 会いたい人に会えなくて苦しい。 目に見えない何かに縛られて、いつの間にか何も出来なくなってしまった。 何かに縛られていること…

感覚が足りない

指の動作一つで世界を変えてしまうかもしれないという、感覚が足りない。 簡単に知らない人と繋がることが出来てしまうという、感覚が足りない。 自らの言葉一つで誰かを傷付けてしまうかもしれないという、感覚が足りない。 大切な人と結んだ約束ほど容易く…

夢を見ることは容易いが、夢を見続けることは難しい。 幾つもの夢が、夢のままでその生涯を終えてしまった。 自分で生み出した筈の夢を、自分の手で殺してしまった。 知らず知らずのうちに、夢を見ることさえ恐れるようになってしまった。 夢は叶わないもの…

負け犬の遠吠え

勝ち組か負け組かで言えば、僕は間違いなく負け組だ。 劣等感が嫌いだった。 心の何処かで羨んでいる自分が悲しくて。 優越感が嫌いだった。 心の何処かで喜んでいる自分が醜くて。 比べることにも比べられることにも疲れて、戦うことから逃げ出した。 殺伐…

明日

明日のことは誰にも分からない。 希望に満ち溢れているのか。 はたまた絶望に打ちひしがれているのか。 明日の正体は誰にも分からない。 分からないことが怖い。 ただ待ち続けることが不安だ。 明日が怖い。 明日が不安だ。 それでも、明日は訪れる。 恐怖も…

曇天

本日も、空は曇天なり。 陽の光に焼かれるわけでもなく、降り注ぐ雨に濡れるわけでもない。 世界を照らすか濡らすか、その境界線を綱渡りしているような、この空が僕は好きだ。 何より、曇天は誰の足元にも影を作らない。 そういう意味で、曇天というのは優…

音楽

ロックの日に因んで、音楽の話を。 音楽なんてものは、人間が生きていく上では多分必要無い。 尤も、これは音楽だけに限ったことでは無い。 芸術と呼ばれるもの全般に同じことが言えるのではないかと思う。 酸素を吸って、二酸化炭素を吐き出して、水を飲ん…

本日より

忘れたくないこと。 失いたくないこと。 覚えておきたいこと。 残しておきたいこと。 心の切れ端を少しずつ綴っていこうと思う。 備忘録として、遺書として、又はラブレターとして。