木漏れ日
いつまでも、あなたと手を繋いで。
いつまでも、あなたと背を比べて。
いつまでも、あなたと夢を見て。
いつまでも、あなたの傍にいて。
そんな風に、汚し合っていたかった。
そんな風に、笑い合っていたかった。
そんな風に、語り合っていたかった。
そんな風に、年を食ってみたかった。
いつの日も、あなたの目を宿して。
いつの日も、あなたの絵を映して。
いつの日も、あなたの夢を見て。
いつの日も、あなたが傍にいて。
そんな風に、刻み付けていたかった。
そんな風に、飾り付けていたかった。
そんな風に、夜を越えていたかった。
そんな風に、今を信じてみたかった。
そこにある、当たり前の関係を。
そこにある、当たり前の生活を。
そこにある、当たり前の存在を。
そこにある、当たり前の幸せを。
そこにある、温もりを。
そこにある、木漏れ日を。
鼓動が聞こえるくらいに、抱き寄せて。
呼吸も出来ないくらいに、抱き締めて。
いつまでも、わたしの傍にいて。