木霊、言霊。

備忘録か、遺言か、ラブレターか。

マイノリティーであること

変な奴だと言われることがある。

良く分からない奴だと言われることがある。

 

それはそうだ。

 

僕とあなたは違う人間だ。

生物学上は同じ生き物でも、別の生き物だ。

生まれた場所も、育って来た環境も違うのだ。

同じ方が気持ち悪い。

 

あなたが僕に変な奴だと言うように、僕もあなたは変な奴だと思っている。

あなたが僕のことを分からないように、僕もあなたのことが分からない。

 

あなたの当たり前と、僕の当たり前は違う。

あなたの思う幸せと、僕の思う幸せは違う。

 

 

 

多数派だとか、少数派だとか。

それがそんなに大事なことなのだろうか。

誰もが多数派で、誰もが少数派。

それではいけないのだろうか。

 

多数決では、多数派が勝ってしまう。

その時、少数派の意志は何処に消えてしまうのだろう。

少数決では、少数派が勝ってしまう。

その時、多数派の意志は何処に消えてしまうのだろう。

 

多数派には多数派なりの、少数派には少数派なりの意志が其処にはある筈なのだ。

本来ならば、多数派とか少数派とか関係無く、それぞれの意志が尊重されて然るべしではないだろうか。

 

それぞれが意志を主張し始めればキリがないのは想像に難くない。

いつまでも議論をしているわけにはいかないことも重々承知している。

 

多数決の方が採用されやすい為に、少数派は肩身の狭い想いをすることが多い。

少数決の方が採用されたとしても、少数派の意見は分裂していることが多い。

 

少数派の意志が、日の目を見ることはないのだろうか。

 

全てを分かり合うなんて無理かもしれない。

全てを分かち合うなんて無理かもしれない。

 

それでも、多数派も少数派も関係無く、それぞれがそれぞれの意志を尊重し合えるような環境が生まれれば、これほど素晴らしいことはないと思う。

 

 

 

歩み寄る姿勢は大切だ。

だがそれ以上に、それぞれが自身の存在に誇りを持つことが大切だ。

 

変な奴だと言われたら、変な奴だと笑い返してやれば良い。

良く分からない奴だと言われたら、良く分からない奴だと笑い返してやれば良い。

 

誰が何と言おうと、あなたの個性を殺す理由にはならない。

あなたの個性は、あなただけのものだ。

 

 

 

一対一なら、あなたは誰にも負けない。

 

マイノリティーであることを恐れるな。